株式会社プロジェクトスタジオQ主催 アニメCGコンテスト 「Award:Q/Project Studio Q Anime CG Award 2022」 にご応募いただき誠にありがとうございました。厳正なる審査の結果、各部門、下記の通り「グランプリ」「準グランプリ」「入選」が決定いたしました。
本コンテストがご応募いただいたクリエイターの方々のさらなる才能の飛躍、アニメCG業界の新たな可能性に繋がることを期待しています。
審査員コメント
審査員長 小林浩康 (株式会社プロジェクトスタジオQ 代表取締役社長 / 株式会社カラー 取締役)
回を重ねるごとに応募者数が増えているAward:Qですが、今回は近年のBlenderによる3DCGの浸透も窺え、作品からその意気込みを強く感じることができました。 とりわけ学生の部の中には目を見張る作品が多く、審査会も大いに盛り上がり、今後の展開も非常に楽しみになりました。Award:Qが業界への登竜門的な存在として、より高いところを目指すきっかけになれば嬉しいです。
審査員 若杉遼 氏 (CGWORLD 編集部 / 編集長)
初めて審査に参加させて頂いたのですが、学生の部も一般の部もどの作品も本当にレベルが高くていい意味で難しい審査になりました!特に学生の部の作品は作品数も多く、クオリティの高さだけでなく作品からモノづくりの情熱が伝わってくるものが多かったです! このコンテストは、本当に高いレベルで競えるコンテストになっているので来年もまた楽しみです!
審査員 篠原たかこ 氏 (CG-ARTS 教育事業部 事業部長)
はやいもので4年目ですね!今回は学生さんの作品のレベルの高さが印象的でした。特にモデリング部門は激戦だったと感じます。アニメーションについても難しい動きをしっかりとサンプルを参照し、演出を考え、準備して取り組んでいることが伺えました。U-18賞をふくめ、今回も個性豊かな力強い作品が揃い、応募者の皆さんがAward:Qにかける意気込みと情熱をますます実感いたしました。
審査員 松井祐亮 氏 (株式会社カラー CGI 作画監督)
何度か審査員をさせて頂いておりますが、毎年レベルが上がっているような気がします。出来がよく、審査も細かいところまで見ちゃいました。来年はどんな強者が現れるのか楽しみにしています。
審査員 山内智史(株式会社プロジェクトスタジオQ デジタル部 アニメーションディレクター)
非常に多くのご応募ありがとうございました! 一般の部、学生の部ともにモデリングもアニメーションもレベルが高く見応えがあり楽しく審査させていただきました。 ご参加してくださった皆様の今後の糧になっていただければこちらも幸いです。
審査員 林田樹(株式会社プロジェクトスタジオQ デジタル部 モデリングディレクター)
前年を上回る数のご応募頂きありがとうございます。それぞれの作品にキャラへの思い入れを感じることが出来て楽しく審査させて頂きました。今後も皆様の作られる作品とさらなる成長に期待しています!
部門別受賞作品一覧
モデリング部門
グランプリ
誓い
大澤 健士郎
誓い
大澤 健士郎
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作中で青いバンダナは「赤くなった海と大地をこの色に取り戻す。その願いを色に込めた誓いの印だ」と説明されており、ヴィレにとって大きな意味があるものだと分かります。クルーのほとんどが腕に巻いているのに対して、サクラは首に巻いるため、そのバンダナには彼女にとって特別な意味があると思いました。
この作品はトウジからの手紙をアスカから受け取った後のシーンをイメージしています。兄からの手紙を受け、家族のため、生き残っている人のため、そして、ヴィレのみんなのために私が守ると決意しています。その誓いをこの作品に込めました。
審査員コメント
最終画の完成度が大変高く、表情、光や風の見せ方などがとても魅力的です。今回の作品の中で一番印象に残りました。(篠原)
下半身の形状は少し気になりますが、そこが映らない一枚絵としていて、どこを見せるべきか勝負所を分かっている印象でした。(松井)
髪の毛の表現にひとつひとつ繊細なこだわりを感じ、今回のモデリング部門の中で一枚絵として一番説得力があったかと思います。あとは他の審査員の指摘もあるであろうフォルムの詰めで完璧ですね。(小林)
キャラクターを魅力的に見せるという点でとても良かったです。腰の造形はちょっと気になりました。(林田)
モデリング部門(一般の部)
準グランプリ
EVANGELION_13
水野 巧登
EVANGELION_13
水野 巧登
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腕を4本持つデザインが魅力的な第13号機の戦闘シーンをもっと見たい、という気持ちを込めてこの1枚絵を制作しました。
審査員コメント
モデルの形状、特殊な面構成やボリュームを捉えていてとても良くできていると感じます。一枚絵の完成度も高い。欲を言えばもう少しアングルを工夫しても面白くなったかもしれません。(小林)
メリハリの効いたモデリングと絵の完成度がとても良かったです。(林田)
入選
鈴原サクラ award:Q
加藤 義久
鈴原サクラ award:Q
加藤 義久
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アニメっぽいピンナップにしたかった
審査員コメント
輪郭のとらえ方などCGながらしっかり2Dのクオリティも維持されていて、その辺りのデザインの作り込みが素晴らしかったです!(若杉)
1枚絵としてよく出来ていますが、顔の構造が特殊なのでどの角度から見ても大丈夫なのか少し不安があります。(林田)
鈴川サクラさん
川口 光晴
鈴川サクラさん
川口 光晴
※画像のみの利用で許諾をいただいております。
制作意図
複雑になりすぎないようにモデリングしました。
審査員コメント
横から見た時の唇の、ある意味で2D的な立体感の表現が3Dで出来ていて、その辺り造形の作り込みが素晴らしかったです!(若杉)
アレンジ強めですが可愛くまとまっていて良いかと思います。デザインの特徴を造形に反映させることができればより良くなるかと思います。(林田)
第13号機
川口 光晴
第13号機
川口 光晴
※画像のみの利用で許諾をいただいております。
制作意図
複雑になりすぎないようにモデリングしました。
審査員コメント
フォルムに独自の解釈が入っており、「設定に沿って制作」というところで引っかかってしまいますが、重心がしっかりとした立ち姿に、総合的に高いレベルで結実していると思いました。(小林)
自然な立ちポーズで見せているところが好感でした。全体的なシルエットや角の法線の制御が惜しいところです。(林田)
Eva 13 号機
ティップヤン カーン
Eva 13 号機
ティップヤン カーン
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13号機の特徴は腕四本全部展開している姿と思いますので、圧倒的なポーズを作り、ロンギヌスとカシウスの槍を持つ姿を作りたいです。
審査員コメント
シンプルながら第13号機らしさが出ていて良かったです。腕の造形にもっと説得力が有ると良かったと思います。(林田)
鈴原サクラ
服部 高明
鈴原サクラ
服部 高明
※画像のみの利用で許諾をいただいております。
制作意図
ちょうど制作環境をBlenderに移行していたところだったため、自分の中でのキャラクター作成のワークフロー構築を兼ねて挑戦させていただきました。
どう作画の矛盾を吸収するかに苦心しましたが、色々と表現手法の幅が広がり良い経験となりました。
キーショットでは柔らか且つ活発な印象になるようポージングを工夫し、また、キャラが持つ明るい雰囲気が出せるよう表情に気を配りました。
審査員コメント
トポロジーがきれいで丁寧に作られた印象が良かったです。(林田)
モデリング部門(学生の部)
準グランプリ
第13号機
泉元 あぐり
第13号機
泉元 あぐり
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シン・エヴァンゲリオン劇場版の雰囲気を思い起こさせるような作品を目指しました。
審査員コメント
この一枚絵をアニメのルックでハイクオリティに仕上げようというこだわりを感じ、良かったです。ここから先はアセットとして細部のクオリティを上げていく領域に入っていくのかもしれません。(小林)
アニメらしいルックにカッコよくまとまった1枚絵が良かったです。反面、手などのディティールがもったいないと感じました。(林田)
入選
鈴原サクラ
えもでぃー
鈴原サクラ
えもでぃー
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夕方、上空でナースとして活動しているキャラということをコンセプトに空気感があり、CG臭さのない作品を目指しました。
課題のキャラクターを3Dで制作し、病室のカーテンを2Dの手描きとしました。3Dモデルと2D手描きのオブジェクトをなじませ、それぞれのいいとこどりを目指して制作しました。
また、3Dモデルをレンダリングした後に、手描きにより修正しやすいワークフローになるようにしました。3DソフトBlenderを用い3Dと2Dを統一的に取り扱い、色を極力パラメーター化し、制作の最終工程まで容易に色味を調節できるようにしました。
3Dの長所であるレンダリングによる環境光を考慮した色の計算、2Dの長所である自由度の高い誇張・省略・変形のしやすさの双方を生かし、様々な光源下で自然に見せられ、布などの柔らかさを再現することを目指しました。
審査員コメント
可愛く仕上がっていて良かったです。体は色んな角度から確認して人体の構造をうまく取り入れることができればより良くなるかと思います。(林田)
対
丘 卓
対
丘 卓
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シンエヴァを見た際、碇ゲンドウが彼の胸の内を語っていたシーンが強く印象に残りました。そこから「なんでもありのゴルゴダオブジェクトの中で碇ゲンドウはどのように周りの景色を認知したのか」という妄想をして、それをこの作品のアイデアの元にしました。彼が好きなものだと語っていた「ピアノ」と「本、知識」そして元々彼の持ち物であり、息子のシンジとの繋がりでもある「SDAT」を背景として使ってみました。
また、表現のテーマは「虚構と現実のコントラスト」であり、奥側はセルルック、手前側はリアル風という表現の差を作ってみる挑戦をしてみました。このようにした意図としてはエヴァシリーズの中で実写パートやそれとアニメとの対比が強く印象に残っているからです。
虚構と現実、絶望と希望、碇ゲンドウと碇シンジ、13号機と初号機…それぞれの中にある対比、対立、対話、そんな意味を込めてタイトルは「対」にしました。
審査員コメント
モデリングがきれいでバランスが良く、構図にも躍動感を感じました。(篠原)
モデル全体のバランスが良く、背景までも手を抜かず画を作ろうという独創性を感じました。手のテクスチャ表現などにも一工夫あっても良かったかもしれません。(小林)
鈴原サクラ
下川 竜正
鈴原サクラ
下川 竜正
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鈴原サクラといえば、『エヴァにだけは乗らんといてくださいよ。』のシーンが特に印象的でした。登場シーンはほかのキャラクターに比べると少ないですが、その数少ないシーンの中でも鈴原サクラのいろんな感情が表れていたと思います。この作品では、鈴原サクラのシンジに対する愛憎の感情を表現してみました。
審査員コメント
可愛いく作られたキャラクターに意図的に嫌な表情を作って勝負するのが面白いし、そのチャレンジを評価したいです。(小林)
鈴原サクラ
西原 樹
鈴原サクラ
西原 樹
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この作品はできるだけCGらしさを無くし、イラストに見えるよう工夫しました。例えば、影は法線編集で任意の形にし、キャラのパーツごとに対応したライトを用意して影の形にこだわりました。また、髪や胴体は柔らかさを表現するために髪の房を増やしたり、ストレッチボーンを用いたりしました。アウトラインはコレクションを用いてアウトラインの色、太さ、入り抜きの有無などをキャラのパーツごとに設定しました。そして、情報量を増やすために、固定陰やハイライトをメッシュで作成しました。
審査員コメント
モデリングのバランスが良く、構図と表情、光などがとても良いです。もう少し寝そべっているという重量感が表現できるとさらに良くなると思います。(篠原)
Eva -13-
山野 真依
Eva -13-
山野 真依
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3DCGには見えないような絵作りを意識しました。
審査員コメント
モデルの作り込みはもちろん、完成モデルの見せ方と3Dを2Dに落とし込んだ時に違和感が無いように作られていて、その辺りとても良かったと思いました!(若杉)
モデルのバランスもよく丁寧です。劇画風のレンダリングや構図にもこだわりが感じられ、最終画としても見ごたえのある作品だと思います(篠原)
モデルもきれいに出来ていますし、他にはない絵作りが好印象でした。(林田)
U-18特別賞
脅威
鈴木 温
脅威
鈴木 温
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自分はこの作品でエヴァンゲリオン第13号機の怖さや不気味さの部分を最も伝えたいと思い製作しました。
第13号機は初号機と対局的に描かれてるシーンが多く感じています。
色や形状が初号機にかなり似ているものの一つとして同じ部分が無く、目や腕が4本あったり装甲各部の造形が初号機の角が尖ったヒロイックな造形に比べて、生物的で少し滑らかな場所が多く感く不気味な雰囲気を醸し出していると感じてます。
そのため、この作品ではその第13号機の不気味で少し怖いような造形を全面に押し出しポージングも威圧感のある雰囲気を意識しつつ制作しました。
この作品を見ている人にかっこいいと思ってもらうと同時にどこか恐怖心を抱いてもらえると幸いです。
審査員コメント
全体のフォルムなどよく捉えられていると思いました。そのモデルをよく見せる一枚絵をどう構成するか、が出来ればもっと評価が高くなったと思います。(小林)
頭の形状などはちゃんとできていると思います。1枚絵を工夫するともっと良くなると思います。(林田)
アニメーション部門
グランプリ
該当者なし
アニメーション部門(一般の部)
準グランプリ
Sakura in summer
マツモト シュン
Sakura in summer
マツモト シュン
制作意図
夏っぽさと、陸上競技らしく全身を使った途切れない動き。
審査員コメント
今回の応募作品の中で一番バランスが良いと思いました。(松井)
入選
高飛び
上出 隼司
高飛び
上出 隼司
制作意図
人物・背景・場面 それぞれを引き立たせるカメラワークを意識して制作しました。
課題の 走り高跳び の動きをなるべく自然な展開で取り入れられるようステージとシナリオを構成してみました。
審査員コメント
動きの自然さはもちろん、シンプルな高跳びではひとつのシークエンスとして成立するようなアイディアも良かったですし、それだけでなく、それぞれのレイアウトもしっかりアイディアがちゃんと伝わるようなカット割りになっていて全体としてのクオリティはかなり高かったです!(若杉)
ドラマティックな内容だと思いましたし、よくできていると思います。飛び越える直前のアングルを変えるともっと良くなると思います。(松井)
走り高跳び
川口 光晴
走り高跳び
川口 光晴
※画像のみの利用で許諾をいただいております。
制作意図
固くならないように制作しました。
審査員コメント
モデリング部門でも応募されたものでアニメーションをされており、目を引くものがありました。 アニメーションのクオリティもバランス良く作成されていると思います。(山内)
青空での走り高跳び
嶋田 健人
青空での走り高跳び
嶋田 健人
制作意図
素早くて一瞬で終わってしまうアクションをしっかり見せるためにスローにして見せることがあります。しかしながらスローにしてしまうとスピード感が失われてしまいます。スローにするのではなく、いくつかの短いカットをダブルアクション気味につないで時間をやや伸ばしつつ、クロースショットで部分部分の情報を足していくようにカットをつないだら、素早いアクションでもスピード感を損なわずに強い印象を与えられるのではと、以前ぼんやりと考えたことがありましたので今回制作いたしました。
審査員コメント
同じシーンを複数アングルで見せているのが尺を食ってしまってもったいないと思いました。もう少しアングルを工夫するとよりよくなると思います。(松井)
跳び越える
高橋 健太
Award:Q 2022 アニメーション部門応募作品 「跳び越える」
高橋 健太
制作意図
しっかりと走っている、跳んでいることが感じられるようなアニメーションを作ることを常に念頭に置いて作成しました。特に接地感、浮遊感が伝わるように調整しました。また、あの高いバーを越えるぞ、ということが表現できるようなモーションやカメラワークになるよう心がけました。
審査員コメント
予備動作や助走の際のスピードが上がっていく感じなど、一つ一つの動きの要素が丁寧にかつリアリティをもって捉えられていて好感を持ちました。着地のシーンもリアルな走り幅跳びの動きで見てみたかったです。(山内)
Q:High Jump
玉井 貫太郎
Q:High Jump
玉井 貫太郎
制作意図
走り高跳びの動きのかっこよさを表現できるように制作しました。
一呼吸、間を置いてからの走り出し、独特な助走、力強い踏切からの浮遊感。
審査員コメント
歩幅に工夫があり、予備動作などもしっかり入っていてバランスの良いアニメーションだと思います。最後の着地のシーンも見れるとさらに良かったかと思います。(篠原)
もう少し寄りのアングル等があっても良いと思いました(松井)
アニメーション部門(学生の部)
準グランプリ
走り高跳び(余裕)
寺田 春雪
走り高跳び(余裕)
寺田 春雪
制作意図
この作品で一番伝えたいことは、「盛大に失敗する姿は面白い」という事です。調子に乗っている人、普段失敗しない人が大失敗したりすると、笑ってはいけないにもかかわらず、笑みがこぼれてしまいます。人の失敗を笑うなんてことは最低かもしれませんが、失敗を失敗のまま終わらせるのではなく、見方や考え方を変えることで、失敗だって最高のエンタメになりうるのではないでしょうか?
審査員コメント
アクションシーンとは言えキャラクターがいる限りは必ず演技は絡んでくると思っています、このアニメーションではしっかりキャラクター性やキャラクターの心情など、ただのアクションシーンではなく、物語のワンシーンとして作りこまれている部分がとても良かったと思いました!(若杉)
最初のポーズからキャラクター性を打ち出し、細部に気が配られたアニメーションで与えられた課題の中からストーリーを紡ぎ出しているのは本当に見事。尺配分を見直すと、より良く情報が伝わるのでは?という欲も出てしまいました。(小林)
走り高跳び
東 玲生
走り高跳び
東 玲生
制作意図
全体を通し、スピードを感じられるようなアニメーションになるように、ポーズやカメラ、アークに気を付けて制作しました。
審査員コメント
細かい仕草や、マットの挙動など多くの要素を拾い、しっかりとアニメーションで描写していると思いました。(小林)
一つ一つの動きのクオリティも高く、アングルなども迫力が出るようにこだわりを持って工夫されていると思います。(山内)
飛
山野 真依
飛
山野 真依
制作意図
最初のかっこつけから最後の惨状までの、落差の表現を意識しました。
審査員コメント
途中で転びそうになる部分や、ジャンプ直前で少し跳ねる動き、細かくシンプルな部分ですが本当にとても良く出来ていて、このアニメーションのクオリティをぐっと上げていると思いました!カメラワークはレイアウトとしても違和感なく見れるような作りになっていて、自然に違和感なく見れるという難しいことがしっかりできていてとても良かったです!(若杉)
カメラアングル含め、スピード感も良く表現されています。途中で転びそうになる演出もあり、リアリティあるアニメーションになっています。着地部分まであるとなお良かったと思います。(篠原)
入選
走り高跳び
井上 翔
走り高跳び
井上 翔
制作意図
スピード感のある助走のシーンから、跳ぶスローモーションのシーンまでをワンカットにして緩急をつけ、臨場感が出るようにしました。
審査員コメント
バーを超える瞬間と着地の瞬間が綺麗に繋がっており非常に見やすい動きの作りになっていると思います。(山内)
炎の翼
柴垣 丈
炎の翼
柴垣 丈
制作意図
走り高跳びの選手は、前に進んで走るスピードをそのまま垂直に飛び上がる力に変えることで驚異的な高さのジャンプを実現しています。それは、飛び上がる直前に力を込めて踏み切るというより、空母からカタパルトで空へ飛び立つ戦闘機のように、加速したスピードを殺さないまま、地面から足が自然に離れたのでは、と見間違うほどの一瞬の力の方向変換によって成り立っているのではないかと思い、アニメーションを作成しました。
審査員コメント
アニメーターの仕事は、カメラワークや動き、レイアウトとトータルで演出を考えることが大事だと思っていて、このアニメーションはその辺り演出の統一感が良く出来ていましたし、アクションシーンということで全体的にダイナミックな演出になっていたのもとても良かったと思いました!(若杉)
the match is a moment
日野 美結
the match is a moment
日野 美結
制作意図
オチがあり、状況が分かる作品にしたいと考えながら制作しました。
審査員コメント
基本ができていて、見やすい作品だと思いました。(松井)
バーを超える際の動きを丁寧に見せているところに好感を持ちました。 見せ方もコンパクトに見やすくまとめられていると思います。(山内)
Passion賞
新世紀福音戰士 駕駛
吳 金宏
新世紀福音戰士 駕駛
吳 金宏
制作意図
ロボットを運転する
プロセスにジャンプし始めます
審査員コメント
手描きのアニメーションでそもそもハードルが高く動きのクオリティも高かったです!それだけでなく、しっかり演出の面白さとアクションシーンとしてダイナミックをストーリーを絡めて表現出来ていてよかったと思いました!(若杉)
審査対象ではないのですが、無視できない作品でした。 機会があればCGでの作品も見てみたいです!(山内)
- 主催:株式会社プロジェクトスタジオQ
- 特別協賛:株式会社カラー/株式会社ドワンゴ/学校法人麻生塾
- 協賛:CGWORLD/株式会社ワコム/ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン株式会社/株式会社Vook
- 後援:CG-ARTS(公益財団法人 画像情報教育振興協会)/福岡市